母から娘へ、本音ベースのラブレター🌹

執筆業の母が、人生を豊かにするための小さなコツを愛を込めて綴ります💌

公平・平等という幻想を追わないで

公平と平等は、
厳密にいえば、違いますが

あなたはまだ、かつての母のように、
世の中が公平で平等なものだと、
信じていると思います。

学校生活を送っている間は、
そう思っていても、
それはそれでいいことかもしれないと思います。

頑張れば、頑張っただけ、
公平に報いてくれると思うことは、
1つの力になることは確かですから。

そして、こと、お勉強に関していえば、
基本的には、頑張りに比例して、
成績はのびるものですから。

ただ、それだけを強く信じていると、
裏切られた気持ちになる日が、
くるかもしれません。

頑張ったのに、
さほど頑張っていないように見える同級生が、
親のコネクションがあるだけで、
自分が落ちた会社に簡単に受かった。

学校時代は、いい加減で、
ろくに勉強もしなかったのに、
可愛さだけを売りにしたクラスメイトが、
高給とりの配偶者を獲得して、
贅沢な暮らしを満喫している。

こんなことは、日常茶飯事です。

もちろん、頑張ったことだけを基準にしての、
公平・平等の議論なので、
自分にとっての不公平が、相手から見れば、
立派に公平なことだったりもします。

かつて、母が学生で家庭教師をしていたとき、
教えていた裕福な家庭、
どちらかといえば、名家の出の生徒さんたちが、
勉強が嫌になったり、
成績がのびないなどの困ることがあると、
揃いも揃って、判で押したように、

「最後はお父様に頼んで、
(学校や会社に)入れてもらえばいいから
(そこまで頑張る必要はないもん)」

といっていたのは、結構な衝撃でした。

世の中は、本当に不公平にできているなあ、
と、思ったものです。