卒業シーズンに思うこと
今は卒業シーズンです。
卒業するのは、寂しいけれど、
あるものの終わりは、
また別の何かの始まりでもあります。
母は仕事柄、毎年、大勢の人の卒業と、
新たな旅立ちを見送るのですが、
いつも、
この人たちの前途が拓けていきますように、
と祈っています。
新しい世界では、
うまくいかないことも多いかもしれません。
その中でも、比較的うまくいく人に共通するのは、
過去を懐かしく思うことはあっても、
過去は過去として、
それに囚われすぎていないこと、
ではないかと思います。
人は、居心地がよい場所にいたときほど、
困ったときや苦しいときに、
以前の状態に戻りたいと思ってしまうものですが、
そういうときほど、
過去ではなく、未来と、
そして現在をしっかりと見据えて、
それと向き合っていることが、
何よりも大事ではないかと思うのです。
逆にいえば、
今この一瞬一瞬を大事にすることが、
どのような環境でも、
乗り越える力を育むように思います。