母から娘へ、本音ベースのラブレター🌹

執筆業の母が、人生を豊かにするための小さなコツを愛を込めて綴ります💌

深刻な苛めも、こういうところから始まるのです

自分が幸せではなく、
むしろ、心に何か抱えているとき、
あるいは、不幸続きのとき、

それでも、
人の幸せを心から喜んであげられる人は、
とても少なくなります。

何年か前、
親子でビックリしたことがありましたね。

友達だと思って、仲良くしていた人からの、
突然の手紙。
正確にいえば、匿名の手紙でしたが、
筆跡その他から、
ある人であることは明らかでした。

名乗らないばかりか、
自分は、以前に遠くに引っ越したあなたの友達です、
と架空の設定までして、

自分はあなたが嫌いです、ならばともかく、
いろいろな同級生の名前を挙げて、
○○さんもあなたが嫌いです、
△△さんもあなたが嫌いです、
私たちに付きまとわないでください、
迷惑です、

と書いてきた卑劣さ。

こんなに小さい子が、
ここまで卑劣なことを思い付き、
悪びれずに実行し、
しかも、自分の仕業だとばれないと思っていることに、
母は、心底、驚愕しました。

(親御さんは、
自分の子がそんなことをしたとは知らないはずだし、
伝えても信じない、もしくは自分の子を守るはずです)

その子は、あなたに友達をとられてしまった、
と思っていること、
何かにつけて、恵まれていてズルい、
と思っていて、
そういう行動に出たのだろうということは、
推測できましたが、

子供だからといって、
そういうことを平気でする子を、
母は許せなかったし、
(証拠は、指紋も含めしっかりと残してあります)

その想像力の欠如と、自己中心的発想は、
末恐ろしいと思いました。

まあ、SNSを使わなかったのが幸いというか、
そこまで知恵が回らないくらい、
幼かったことが、救いといえば救いでしたが。

教育者としては、
その子の心の闇のようなものを、
サポートしてあげないと、
将来事件を起こしかねないと思いましたが、

一方で、自衛も必要だ、
と強く思いました。

羨ましい、
自分の大事なものを奪われて悔しい、
という気持ちは、誰でも程度の差はあっても、
生じるものです。

それをどうコントロールできるかに、
人間の質が問われるわけですが、

自分はともかく、
友達?や目の前にいる相手が
そういう気持ちをコントロールできる相手なのか、
もしくは、どこまでならば、
コントロールできる相手なのか、
なんて、
われわれが完全に予想できるものではありません。

だから、もちろん、
それで完全に防止できるわけではありませんが、
少なくとも、他人に、
そういう気持ちを起こさせない配慮くらいは、
しておいたほうが、安全だと思うのです。