地頭論は本当か?
採用基準で、大学の差別が話題にのぼっていますね。
ひどい、という意見もあると思いますが、
多くの応募者の中から厳選して採用する人を決めたい、と思う企業にとっては、
ある程度、仕方がないことかも、と思っています。
たかが大学名だけですが、
企業にとって、その人物がどの程度の努力ができる人なのか、
どの程度、会社のためになってくれる人なのか、
を見極めるための数少ない情報の一つではあるからです。
(実際のところ、それほどあてになる情報ではありませんが)
最近では、地頭こそ、優れた評価指標ということを
話題にしている記事もみますが、
これは、何を今さら、というくらい、
銀行やメーカーなどの人事部では、常識というか、当たり前の情報です。
大学が英語1科目で入れたり、AO入試などが導入された今、
総合力をみるのには、高校までの能力が確実で、
どの高校を卒業したかで、その校風から人物像すらある程度わかる、
とすらいわれています。
その真偽はもちろん、定かではないのですが、
母の個人的な実感としても、
この地頭論は結構、的を射ているのではないかな、
と感じることが多いです。
もちろん、人はどの時点からでも、
本人がやる気を出しさえすれば、
そして、それを正しく導き、サポートしてくれる出会いさえあれば、
見違えるほど頑張れるものですが、
そのとき、たとえ何らかの事情で、くすんでいたとしても、
少し刺激を与えると、大化けしてくれるのは、
地元の一流高校を出ている人が多いように思うからです。